今回は落合博満監督が指揮を執った、2004年から2011年までの中日ドラゴンズを紹介をしていこうと思います。この時のドラゴンズは本当に強かったですよね。個人的には守り勝つ野球をしていたというイメージがあります。
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8年間の成績
2004年 1位
2005年 2位
2006年 1位
2007年 日本一 (レギュラーシーズンは2位だったが、クライマックスシリーズで勝ち抜き、日本一)
2008年 3位
2009年 2位
2010年 1位
2011年 1位
このように8年間でリーグ優勝4回、日本一1回、すべての年でAクラス入りを果たしています。近年、ここまで勝ち続けるチームは少ないのはではないでしょうか? 当時は「強竜軍団」とも呼ばれていました。 続いては、8年間の軌跡と優勝に貢献した選手達を紹介していこうと思います。
2004年 落合監督就任 リーグ優勝
落合監督は2004年から中日の監督になっています。監督就任会見の際には「補強はいらない、現状戦力10%底上げすれば優勝できる」と公言しています。春のキャンプでは初日から、紅白戦を行い6勤1休のスケジュールで選手達を徹底的に鍛え上げました。開幕戦では、ヤクルトからFA移籍してきて怪我で3年間マウンドから遠ざかっていた川崎憲次選手を先発に起用しました。この起用について落合監督は「3年間マウンドから遠ざかっている選手が開幕で投げらなかったらもう無理だろう」ということで引退試合のつもりで開幕投手に起用したそうです。後にも先にも先発に関した口を出したのはこの一回のみだそうです。開幕戦で川崎選手は5点失いますが、打線が奮起してこの試合でチームは勝利しました。そしてこの年川崎選手は引退しています。そしてチームはリーグ優勝しますが、日本シリーズでは西武3勝4敗で日本一を逃しています。この年のオフに横浜からタイロン・ウッズを獲得しています。
2006年 リーグ優勝

この年は福留孝介選手とタイロン・ウッズ選手の二人を中心に強力打線を結成します。チーム打率はリーグ1位の.270 ホームラン数はリーグ2位の139本となっています。また投手陣も17勝を挙げたエース川上憲伸選手を中心に活躍し、チーム防御率は3.10とリーグ1位の記録を残しています。また9月16日には山本昌選手が世界最年長の41歳でノーヒットノーランを達成しています。そして、優勝が懸かった10月10日の試合でウッズ選手が延長12回に試合を決定づける満塁ホームランを放ち、リーグ優勝を決めました。ホームランを打った際に、落合監督がベンチで流した涙はとても印象的でした。日本シリーズでは日本ハムに1勝4敗で敗れています。
ベストオーダー
1番 二 荒木雅博 .300 2本塁打 31打点
2番 遊 井端弘和 .283 8本塁打 48打点
3番 中 福留孝介 .351 31本塁打 104打点
4番 一 T・ウッズ .310 47本塁打 144打点
5番 三 森野将彦 .280 10本塁打 52打点
6番 左 アレックス .273 15本塁打 77打点
7番 右 井上一樹 .311 11本塁打 39打点
8番 捕 谷繁元信 .234 9本塁打 38打点
主な投手陣
川上憲伸 17勝5敗
朝倉健太 13勝6敗
山本昌 11勝7敗
佐藤 充 9勝4敗
マルティネス 6勝9敗
中田賢一 7勝4敗
岩瀬仁紀 2勝2敗 40セーブ
2007年 53年ぶりの日本一

この年はレギュラーシーズンを2位で終えるも、この年からセリーグでも始まったクライマックスシリーズで第1ステージ、第2ステージを5連勝し日本シリーズ進出を決めます。この年は育成契約から支配下選手へと這い上がった中村紀洋が打率.293 20本塁打 79打点と活躍します。前年と同一カードとなった日本ハムとの日本シリーズでは、中日の日本一が懸かった第5戦で山井大介選手が8回までパーフェクトピッチングを披露します。日本シリーズで完全試合を達成すれば史上初の快挙となったが、9回は岩瀬選手が登板し、3人でピシャリと抑え53年ぶりの日本一が決定しました。この件は世間から非情采配と言われたがのちに落合監督は「山井はこの試合でマメをつぶしており、ボールには血がついていた。山井本人から9回は岩瀬さんでお願いしますと言われた。本人が投げたいと言えば100%投げさせていた」と話しています。8回を完璧に抑えた山井選手もすごいですが、プレッシャーのかかる場面で9回3人で抑えた岩瀬選手もあっぱれですね。この年のオフに福留選手がメジャーリーグに移籍し、タイロン・ウッズ選手が退団しています。
2011年 リーグ優勝 落合監督退任

この年は東日本大震災が発生し開幕は18日延期になる。この年は開幕からなかなか波に乗れず、落合政権初の負け越しで前半戦を終えます。後半戦も黒星が目立ち8月2日には首位ヤクルトとのゲーム差が10となります。8月5日には5位に転落し、優勝が遠のき始めます。しかしそこから、怒涛の勝利を重ね首位ヤクルトとのゲーム差を4.5ゲームとします。そして9月22日に衝撃の発表が世間を驚かせます。落合監督の退任です。この発表により、選手達はさらに奮起します。22日からのヤクルトとの直接対決4連戦を3勝1敗で終えヤクルトとのゲーム差を2.5ゲームとします。10月に入ってもチームは好調を続け、5連勝を記録しついに首位で躍り出ます。その後、再びヤクルトとの4連戦で4連勝しマジック2を点灯させた。そして10月18日の試合で横浜と引き分けに持ち込み、球団史上初の連覇が確定しました。日本シリーズではソフトバンクと対戦した。前評判ではソフトバンクの圧勝とみられていましたが、3勝4敗と奮闘しました。この年のチーム防御率は2.46でリーグ1位。その他セーブ、ホールドなどでもリーグ1位となりました。その反面得点数、チーム打率はリーグ最低でした。まさに守り勝つ野球を貫き通したした、1年でした。この年浅尾拓也選手は中継ぎとして初のリーグMVPを獲得しています。
ベストオーダー
1番 遊 荒木雅博 .263 2本塁打 24打点
2番 二 井端弘和 .234 1本塁打 29打点
3番 三 森野将彦 .232 10本塁打 45打点
4番 一 ブランコ .248 16本塁打 45打点
5番 捕 谷繁元信 .256 6本塁打 31打点
6番 左 和田一浩 .232 12本塁打 54打点
7番 右 平田良介 .255 11本塁打 38打点
8番 中 大島洋平 .243 3本塁打 18打点
主な投手陣
吉見一起 18勝3敗
ネルソン 10勝14敗
チェン 8勝10敗
川井雄太 5勝3敗
浅尾拓也 7勝2敗 45ホールド 防御率 0.87
岩瀬仁基 0勝1敗 37セーブ 防御率 1.48
いかがだったでしょうか。チーム最低打率でもリーグ優勝できると2011年のドラゴンズは証明しました。8年間リーグ優勝4回 日本一1回に導いた落合監督はまさに名監督と言えるでしょう。もう一度どこかの球団監督をやって欲しいですね。個人的にはオリックス監督とかしてみると面白そうです。 今後こういった企画をやって欲しいなどあればコメント欄でお知らせください。 また私はまだブログ初心者なのでブログに関してのアドバイスもいただけると嬉しいです。 それではまた明日!!
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