2010年の千葉ロッテ下剋上を振り返る

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千葉ロッテマリーンズ

今回はシーズン3位から日本一になった2010年の千葉ロッテを振り返っていこうと思います。「史上最大の下剋上」と言われたこの年、日本シリーズも非常に盛り上がりましたね。私はこの年にソフトバンクとのクライマックスシリーズを現地で見ていました。ホークスファンとしては、この年は辛かったですね笑

写真引用先 https://thedigestweb.com/files/topics/16505_ext_04_0_L.jpg

2010年の千葉ロッテの成績  75勝67敗 勝率.528 3位 監督 西村徳文

ベストオーダー           

1番 遊 西岡剛  打率.346 11本塁打 59打点

2番 中 荻野貴司 打率.326 1本塁打 17打点

3番 二 井口資仁 打率.294 17本塁打 103打点

4番 一 金泰均  打率.268 21本塁打 92打点

5番 左 大松尚逸 打率.260 16本塁打 68打点

6番 右 サブロー 打率.261 19本塁打 71打点

7番 指 福浦和也 打率.295 13本塁打 61打点

8番 捕 里崎智也 打率.263 10本塁打 29打点

9番 三 今江敏明 打率.331 10本塁打 77打点

主な投手陣

成瀬善久 13勝11敗 防御率3.31

渡辺俊介  8勝8敗 防御率4.49

マーフィー 12勝6敗 防御率3.75

小林宏之  3勝3敗 29セーブ 防御率2.21

1番から9番まで中距離バッターを並べたという感じですね。 なお翌年の打線は….. この話はあとでしましょう(笑)  この年はシーズン終盤、1つでも負けたら4位に転落しクライマックスシリーズ出場を逃すというギリギリの状況でした。しかし、ここから見事3連勝し、なんとか3位でシーズンを終えました。この年は1位から4位までのゲーム差5.5ゲームと混戦状態でしたまさに下剋上はここから始まっていたということですね。この時、里崎智也選手の一言がのちの歴史に刻まれることになります。「史上最大の下剋上を見せる!」 このコメント以降、ロッテの試合では「史上最大の下剋上」という言葉が用いられるようになりました。そしてクライマックスシリーズが始まり、ロッテの怒涛の反撃が始まります。

クライマックスシリーズ  ファーストステージ

1戦目  ロッテ 6-5 西武  

2戦目  ロッテ 5-4 西武

スコアだけ見ても分かるようにまさに手に汗握る試合でした。まず1戦目は8回終了時点で5-1とロッテは4点ビハインドした状態でした。そして迎えた9回表3番の井口選手から始まる攻撃、ここからロッテの怒涛の反撃が始まります。1アウト満塁の状態で金泰均選手が2点タイムリーを放ち5-3とします。そして再び1アウト満塁とした後里崎選手が2点タイムリーを放ち5-5の同点とします。そして延長で迎えた11回表、福浦選手がソロホームランを放ち6-5でこの試合を勝利します。第2戦も1点ビハインドした状態で9回表ロッテの攻撃が始まります。この回の先頭バッター里崎選手が初球をレフトスタンドに持っていき土壇場で4-4の同点に追いつきます。そして再び延長で迎えた11回表井口選手が決勝タイムリーを放ちファイナルステージ進出を決めました。振り返ってみると第1戦目の逆転劇は凄かったですね。ロッテの逆襲はまだまだ終わりません。ファイナルステージでも短期決戦での勝負強さを発揮することになります。

クライマックスシリーズ ファイナルステージ (ソフトバンクに1勝のアドバンテージ)

1戦目 ロッテ 3-1 ソフトバンク

2戦目 ロッテ 1-3 ソフトバンク

3戦目 ロッテ 0-1 ソフトバンク

4戦目 ロッテ 4-2 ソフトバンク

5戦目 ロッテ 5-2 ソフトバンク

6戦目 ロッテ 7-0 ソフトバンク

ファイナルステージでは2戦目と3戦目を落とし王手をかけられますが、そこから怒涛の3連勝で日本シリーズ進出を決めます。特に第6戦と成瀬選手のピッチングは圧巻でした。ソフトバンク打線を9回僅か4安打に抑える完封勝利でした。ソフトバンクは全試合で平均得点が1.5点だったことが痛手でしたね。ロッテはファーストステージに続き勝負所でしっかりと得点を重ねられたところが勝利の要因でしたね。個人的に勝負の分かれ目は第5戦の9回表、清田選手(やらかす前)の2点本塁打だったと思います。このホームランが試合を決定づけ流れを完全に引き寄せました。3位から日本シリーズ進出を果たしたのはこの年のロッテと2017年の横浜ベイスターズの2チームのみです。なおソフトバンクは2004年以降のプレーオフから数えて6連続で敗退となりました。そして日本シリーズではセリーグの覇者中日と激闘を繰り広げることになります。

日本シリーズ  4勝2敗1分でロッテ日本一

第1戦 ロッテ 5-2 中日

第2戦 ロッテ 1-12 中日

第3戦 ロッテ 7-1 中日

第4戦 ロッテ 3-4 中日

第5戦 ロッテ 10-4 中日

第6戦 ロッテ 2-2 中日

第7戦 ロッテ 8-7 中日

地元千葉で第5戦に勝利したロッテは王手をかけます。そして迎えた第6戦、まさに歴史に残る試合となりました。8回表サブロー選手が浅尾選手からタイムリーを放ち2-2の同点とします。そのまま試合は延長戦へと突入します。そして、勝ち越し・サヨナラのチャンスを何度も作るも、あと1本が出ず規定により延長15回で引き分けとなりました。試合時間は5時間43分で日本シリーズ最長記録でした。日本シリーズで引き分けたのは24年ぶりとなりました。そして迎えた第7戦、1回表にロッテが2点を先制します。しかし、中日が3回までに6点を重ね6-2と4点リードを保ちます。しかし5回表にロッテが6-6の同点に追いつきます。クライマックスシリーズからビハインドした状態でもすぐに追いつくロッテ打線は恐ろしかったですね。そして7回表に金泰均選手のタイムリーで7-6と勝ち越しに成功します。しかし、9回裏の土壇場で和田選手がスリーベースを放ち同点のチャンスを作ります。そしてその後ブランコ選手が犠牲フライを放ち7-7の同点とし、試合は2試合連続の延長戦へと突入します。そして12回表に育成から這い上がったきた岡田選手が浅尾選手からタイムリーを放ち8-7と勝ち越しに成功します。そして12回裏伊藤選手が抑えて、史上最大の下剋上がついに完成しました。この7試合で試合時間が4時間を超えたのは3試合という、まさに死闘となりました。

歴史に残る名場面がこちらです。 実況も素晴らしい!!

いかがだったでしょうか。2000年以降の日本シリーズの中でも1位、2位を争うを名勝負だったと個人的に思います。今年こそは日本シリーズらしい戦いが見たいですね。史上最大の下剋上で日本一となったロッテ、この翌年は最下位になってます。(2011年のチーム本塁打数は47本、この年の中村剛也選手のホームランが48本) まぁ統一球のせいということにしときましょう。 今後こういった企画をやって欲しいなど要望があればコメント欄でお願いいたします。 それではまた明日!!

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